「座りっぱなし」のリスク

 

 あなたは1日に何時間くらい座っていますか?

改めて聞かれるとすぐに答えられないかもしれませんが、大切なことなので

1日のスケジュールを振り返って数字を出してみてください。

 

さて、何時間でしたか?

 

日本人の平均座位時間は世界最長ということが分かっており、その時間は

なんと7時間にもなるそうです。あなたの座位時間はこの平均時間よりも

長かったですか?短かったですか?

 

座りっぱなしはなぜ良くない?

 長時間座り続けると、肩こり、腰痛など身体の痛みや猫背など癖や歪みへ

の影響があることはもちろんですが、それ以上に気をつけなければいけない

理由があります。それは、”座りっぱなし”が、心筋梗塞、脳血管疾患、肥満、

糖尿病、がん、認知症など健康に害を及ぼす危険性が指摘されていること。

また1日に座っている時間が4時間未満の人(成人)と比べ、1日に11時間以上座っている人は

死亡リスクが40%も高まるといわれていますし、さらに、座りすぎは心にも悪影響を与えるという

報告もあります。

 

112時間以上座っている人は、6時間未満の人と比べて、メンタルヘルスの悪い人が約3倍も多い

ことがわかっているのです( (公財)明治安田厚生事業団体力医学研究所)。

 

 

 では、どうするとよいでしょうか?理想と言われているのは、30分に1度程度立ち上がること。

少なくとも1時間に一度は立ち上がってお手洗いにいくなど歩いて欲しいなと思います。もし持ち場を

離れられない場合は、その場で下のイラストのようなストレッチをするだけでも身体が楽になりますし、

集中力も戻ってきますので試してみてください^^